半衿のつけ方、入れ方で見た目が変わります 

半衿付け、どんなふうにされていますか?

最近は簡単にファスナーで付け外しができてお洗濯も楽々なもの、Tシャツタイプでかぶるだけ、衿に差し込み芯を入れてOK!といった簡単なものがたくさん出てきました。

私も母からまわってきた嘘つき衿と嘘つき袖の二部式の襦袢をつけることもあります。

でも好きなのは長襦袢です。肌触りも着やすさも絹や麻といった天然繊維は本当に着心地が良くて大好きです。衣紋の修正も楽にできます。

半衿のつけ方比べ

先日教えていただいた三河芯を使った半衿つけ。

思っていたよりもザクザクと大きな針目で長襦袢の衿に縫いつけ、その上に半衿を大針小針でさらにザクザク。内側は衿肩周りだけを立体的になるように持ってザクザク。

あっと今に終わりました。
針数はなんと80針ほど!

半衿の表と裏の両方を真面目にチクチク本ぐけした針数は約300針。
衿肩周りのつり合いは、外側をつらせて内側をゆるめにと気を遣います。

それに比べると手間も時間も短縮です。

そしてきれい。

三河芯を使った半衿襦袢を着てみると、衿の形がきれいなだけではなく自然に首元に沿ってくれます。
あまり苦労せずに形が決まるというのでしょうか。衣紋もきれいに抜けやすく感じました。

三河芯 半衿

半衿の芯比べ

以前、長襦袢を仕立てたときにつけていただいた半衿。

見た瞬間からこれはまずいのでは?と思っていたのが的中し、着ても衿のしわが目立つものでした。

衿芯を変えて、さらに表裏にも入れ替えて試してみました。
衿芯は裏に入れるものと教えられ、長い間そう思っていたのですが、表に入れる方もいると聞いたのでやってみました。

試した衿芯は2種類。
先端が船底型のものと、2本一組で衿の中央で交差させるタイプの「ピッタリ衿芯」です。

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船底型の衿芯

ぴったり衿芯

・船底型の芯を表に入れる

船底型の衿芯は、ストレートタイプのものよりも細いものが多いようです。

衿幅よりも狭いので、表に入れると半衿の下に透けて見えてしまいます。
また、中で動きやすいので、段差がついたり。
一番気になるのは、半衿のしわがそのまま残ってしまっているところでした。

・船底型の芯を裏に入れる

透けては見えませんが、こちらも半衿のしわがそのまま響いています。

・半衿2本を衿の中央で交差させるタイプを表に入れる

こちらはバチ衿タイプで、衿幅いっぱいです。

2本を左右の衿先から中心に向かって差し込み、衿肩周りで交差させます。

衿幅いっぱいなので、半衿のしわは伸びて目立ちにくくなります。
半衿の下から長襦袢が透けて見えることもありません。
硬い衿芯なので、衣紋はしっかり形作ることができます。

・半衿2本を衿の中央で交差させるタイプを裏に入れる

衿幅いっぱいのはずですが、裏衿が引張られている分、表にしわが浮いてきました。

この衿芯はかなりかためなので、衿も体から浮きがちです。
そして体に当たると少し痛いかも。
骨格ストレートの方や、筋肉や補整で当たりが気にならない方に向きそうです。

浮いてくるとと少々気になります。
ひどいときには浮いた衿の中に着物が入り込むなんてことも
和装ブラを省略したり、胸の補整が足りていないとなりがちです。

これは避けたいですね!

・やわらかい衿芯

やわらかいのはクリアファイルをカットした衿芯。

柔らかいので、衿幅いっぱいの幅を長く入れ込むのは大変ですが、
三河芯の上に衿肩周りだけ縫い付けたものなら、楽に入れることができます。

B4の大きさのクリアファイルを長くカットします。
三河芯を下からソフトに支えることができます。

衿芯のしまい方

長細くて、しかも折ることのできない衿芯。しまい方には気をつけないといけません。

私は綿棒の空き容器や直径10cmくらいの筒にまるめて入れておきます。
綿棒の空き容器は透明なので、何が入っているのかわかりますが少しかさばります。

ボール紙の筒は長めなので、両側から2本入ります。
2本分と考えると綿棒の容器よりかさばりません。

骨格にあう衿元が大切です

骨格がストレートタイプの方が衿の合わせを詰めたり、衣紋の抜きが少ないと、首が短く見えたり、上半身のボリュームが目立つことがあります。

ナチュラルタイプの方の衿が立ち過ぎたり、逆に寝かせ過ぎたりすると、肩幅が強調され男性っぽい着こなしになります。
ウェーブタイプの方はやわらかい衿芯が体にやさしく沿います。

衿元の印象は着物の印象。
骨格タイプにあった衿元にするだけで、着物姿がアップしますよ。

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着物のための骨格診断と補整アドバイス