*ご感想「衿と衽、なぜ同じ模様にできないのかがわかりました」

着物講座『着物の形を知りましょう♪』のご感想です。

当日はお着物を着慣れた方と着始めたばかり、とおっしゃる方。
どの方もリピーター様同士、お顔見知りでいらしたので、はじめから和気あいあいでした。

『着物の形を知りましょう』の内容

着物の各部分の名前を確認した後は、裁断した反物(縫うつもりで裁断したのに、そのまま早数年のものですが)をご覧いただき
着物生地、八掛、胴裏の実物大のパーツを確認。
模造紙を使って反物1反の積もり方と裁断、衿肩明きについての説明、これらのパーツがどのようにつながっているのかを体感していただきました。

この時点ですでに
「呉服屋さんが言われたた”衿と衽が同じ模様にならない”の理由がわかりました!」とのお声。

訪問着、付下げ、小紋、紋付きの模様付けの方法や柄行きなども確認してから
お待ちかねの縞模様の着物パーツで着物を形つくっていきます。
着物の衿と衽はひと巾をたてに切って使うので、ひと巾に太細の縞があったり、縞の配置がランダムな場合には、同じ模様になりません。

反物から仕立てる時、リサイクル着物をマイサイズに仕立て直しできるか、少し雰囲気を変えたい、などという時に参考になるようまとめました。


紙の着物パーツを切り取り、組み合わせてみると
「少しの差で、こんなにイメージが変わるなんて!」
「縞模様って、難しい!けど楽しい〜♪」
と皆さま夢中になって組み合わせて印象の違いを実感された様子。

写真を撮ったりメモをしたりして楽しんでいらっしゃいました。

着物講座 着物の形

ご感想

衿と衽の関係がわかった!

実際にパーツを並べてみることで、衿と衽の関係がわかったことがよかったです。
濃い色、薄い色、どちらを衿にするかで、身頃や袖の柄合わせを考えるのが難しくなったりすることが実感できました。
それに縞柄の配置の面白さが感じられました。

今回もとてもわかりやすい説明で、仕立てる際のポイントやリユースの着物を買うときのチェックポイントを知ることができました。とても役に立つ内容でした。

今日もとても興味深い講座で楽しく過ごさせて頂きました。
ご一緒させて頂いた皆さんも良い方ばかりで、素敵なご縁を作って頂いて感謝です。

(50代 Kさま)

和裁の技術、知識は高度な文化

着物を仕立てるひとの工夫や技能の高さ、、、未知の世界すぎて驚きました。
和裁の技術や知識って高度な文化だなと思いました。

文化学園服飾博物館では習ったばかりの五つ紋をすぐに見る事ができたし、
父が作ってくれた訪問着が絵羽という技法であることが知れたし、
あ、コチニール!と思う場面もあったし、所々ツボでした。

そして、いつもながら着物好きな方々を眺めるのはとても幸せな時間でした。
ゆき和さんと受講者のお着物姿が素敵で、拝見することができて大満足の一日でした。

(60代 Sさま)

着物の形を知りましょう

訪問着、付下げ、付下げ訪問着のちがいがわかった

組み立ての説明を聞く中で、裏地の胴裏、八掛の縫い代部分を多めにとっておき、
裾が擦り切れたときには、その縫い代を伸ばして丈を出すというやり方に工夫を感じました。

訪問着、付下げ、付下げ訪問着の柄行きの違いや反物だとどこに紋をつけるのかがわかりました。
衿肩明きを切った分を繰越にして縫こんでいたり、内揚げのとり方もわかって
着物の形が反物を大切に使っていることがわかりました。

(50代 Yさま)

着物講座

講座の後は、近くの文化学園服飾博物館で開催中の『紅白 夢の競演! -さまざまな国の”赤”と”白”-』で、復習?と鑑賞を楽しみました。

文化学園服飾博物館

ご参加いただき、ありがとうございました!