顔タイプ着物診断でわかること

顔タイプ着物診断で大きな指標となるのはこのふたつ

*世代感 大人 or 子供
*顔のパーツの形状 直線的 or 曲線的

face type analysis

顔タイプ着物診断は、お顔の世代感と形状から8タイプに分類。

その結果とお持ちの雰囲気やお話のしかた、声のトーンなどから
お似合いの着物や帯、小物、コーディネート、着付けやメイクまで
トータルに“あなたに似合う着物スタイル“がわかります。

着物を選ぶときに迷いがちなのは
何を基準に選んでよいかわからないから。

洋服では自分に似合う・似合わないがすぐに判断できるのに
着物ではそれがむずかしいと感じる方が大半です。


これは経験の差。
生まれてからほとんど洋服で生活し、購入するのも洋服です。
着物はなかなか着る機会も少なく、自分で選んで買う経験はありません。

「好きなものを好きなスタイルで着る」のが洋服でも着物でもいちばん。
でも、着物選びやコーディネートに迷われている方の助けになるのが
「顔タイプ着物診断」です。

顔タイプ着物診断では、こんなことがわかります。

模様  どんなデザイン・大きさ・モチーフの模様が似合いやすい?

素材感 どんな素材の織物・染物が似合いやすい?

質感  艶感や布のやわらかさなど、似合いやすいのは?

 パーソナルカラーだけではしっくりしないのは?

テイスト 模様、素材、コーディネート、着付けなどの似合いやすいテイストは?

それぞれのタイプにお似合いの着物を選ぶときのポイントは
顔タイプと同じイメージのものを選ぶことです。

子供っぽくカジュアルな印象の方が、
光り輝くゴージャスなリングをしていたら違和感を感じるし、
反対に大人っぽくセクシーな印象の方が、
子供が好きなキャラクタープリントのTシャツを着ていたら
そのギャップに驚きますよね。

イメージは模様、素材、色、テイストなどからつくられます


ではどんな模様が大人向きで
どんな素材が曲線向きなのでしょうか?

少しわかりにくいので、具体的に説明していきます。

模様

模様選びのポイントはデザイン(表現)、大きさ、モチーフです。

顔タイプの世代感からみると
大人タイプなら大人っぽい模様、子供タイプなら子供っぽい模様が似合います。


大人タイプに似合うのはリアルな模様表現。
写実的な模様です。

elegant
大人エレガントタイプに似合う模様


反対に子供っぽい模様は、デフォルメされた模様。
デザイン化され、簡単な表現にされています。

cute
子供キュートタイプに似合う模様

そして模様の大きさも重要です。
大人タイプは大きめ、子供タイプは小さめのものがマッチします。

まとめるとこのようになります。

matrix design

また、顔タイプの形状からみると、
直線タイプのシャープな印象の方なら、線の強さを感じる模様が似合いやすく、
曲線タイプの優しい顔立ちなら、丸みのあるやわらかな雰囲気の模様がよく合います。

たとえば植物模様なら、直線タイプは竹やむじな菊などの線がはっきりした模様、
曲線タイプなら丸みのある朝顔や花の丸などの模様です。

adult sharp
大人・直線タイプ

child curve
子供・曲線タイプ
mix
ミックスタイプ

素材感

顔タイプ着物診断では、お似合いの素材も分かります。

着物、帯にはさまざまな素材があります。
そして同じ絹でも織り方や染色方法、加飾技法で質感が変わってきます。

顔タイプの世代感からみると
大人タイプは光沢のある素材、
子供タイプは素材の風合いをもつものが似合います。

大人タイプの方には、綸子や大島紬のような艶感をもつものが似合い
大人女性の魅力アップにつながります。

反対に子供タイプの方に、艶感はミスマッチ。
艶をおさえた絹のほかには
麻や綿など素材感が生きているものが似合いやすくなります。

matrix textile

顔タイプの形状からは、お似合いの質感が分かります。
質感は着姿に影響を与えます。
質感も、素材や技法などによって変わります。

やわらかくしなやかな縮緬や絞りは、曲線タイプの方向け。
体にやわらかく沿うので、着姿がやさしい雰囲気になります。

かたくハリのある大島紬、博多織の帯などは直線タイプの方に。
肩山から袖山のライン、脇線などにシャープさがでます。

たもとの感じも変わり、着姿の印象はかなり変わります。

texture


直線・曲線ミックスタイプの方は、しなやかなものハリのあるものの
どちらでもお似合いになることが多いですが、
お顔の中にどちらの線が多いかによって、似合う傾向が変わります。
直線が多い方は直線タイプ寄りのもの
曲線が多い方には曲線タイプ寄りのものが、似合いやすくなります。

matrix  texture

視覚にもっとも強く訴える色は、それだけでイメージを表現します。

たとえば寒色系は、すっきりと涼やかなイメージですので
寒色系のコーデは、さわやかで清潔感のある取り合わせになります。

暖色系はあたたかで優しいイメージ
モノトーンはマニッシュ、モダン
パステルカラーはやわらかく
ポップなカラーは元気さ
といったそれぞれのイメージを持ちます。

着物にはよく派手、地味という言葉が使われますが、
それだけではなく、色のもつイメージは重要です。

女性らしさが漂うソフトエレガント、エレガント、フェミニンタイプの方には、
落ち着きのある明るさややわらかい色が似合いやすく、
クールな雰囲気の方には寒色が似合います。

matorix color


パーソナルカラーの色を取り入れるのはもちろん重要ですが、
顔タイプにもイメージにあう色があります。

テイスト

模様の表現方法、素材感、質感が変わると全体のイメージやテイストが変わります。


子供タイプはカジュアルなテイスト、大人タイプはきれいめテイストが似合います。
これは洋服でも容易に想像できると思います。

浴衣や普段着の紬は子供タイプの方にしっくりくるし、
訪問着などの礼装は大人タイプの方が似合いやすいのです。

matrix taste

たとえば直線タイプの方にお似合いの幾何学模様。
同じ紬でも、あっさりした模様付け、素材感、軽やかな質感の紬は
世代感・子供のクールカジュアルタイプに似合います。

taste cool casual


複雑に織り込まれた模様、生地の光沢、ハリのある質感の大島紬は、
世代感・大人のクールタイプに似合いやすいものです。

taste cool

コーディネート・その他

顔タイプによってコーディネートも似合うものが異なります。

コントラストを取り入れると良いタイプ
コントラストよりも単色のグラデーションが似合うタイプ
多色使いが似合うタイプ
シンプルなコーディネートが似合うタイプ
スタイリッシュにまとめると良いタイプ
女性らしさや華やかさをだすのが素敵なタイプ
などさまざまです。

複雑でひとつにまとめることができないので
あらためて書いていくことにします。

そのほかにも小物やヘアスタイル、着付けなどにも
顔タイプ着物診断を活かすことができます。

ご自分の顔タイプを知れば、着物選びに迷いがなくなり、
コーディネートもより魅力的なものをを選べるようになります。

もしも好きなテイストと似合うものが違う場合には
なりたいテイストに近づける工夫もありますので
ぜひご相談くださいね。