きもの文化検定表彰式・記念パーティー

京都ホテルオークラで、令和元年度の合格者表彰式と記念パーティーが催されました。
ドレスコードは着物、会場は着物でいっぱい。
今年はパステル調の華やかな訪問着が多かったです。
日本の染織技術の美しさに圧倒される眼福の1日です!

今年の1級合格者は22名。
再受験でさらに1級の合格を重ねられた方が4名。

合格者の皆さま、おめでとうございます!

ご挨拶された首席合格の方のお話、一生懸命お勉強されたことが伝わりました。

磨穿鉄硯(ませんてっけん)、
鉄のすずりがすり減るほど頑張って勉強するという意味だそうですが、
その通りですよね。
努力がないと続けられないのが、学生という立場でない者の勉強です。

今年は来賓の方々のお話に、伝統文化の継承というキーワードが多く聞かれました。
門川京都市長は、大嘗祭に出席された方々の中で
紋付羽織袴は門川市長とデービット・アトキンソン氏だけで、
日本人が日本の伝統儀式でさえ民族衣装で臨まないのを憂いたというお話もありました。

文化を守るためには継承することが必要です。
伊勢神宮の式年遷宮は、約1,300年の間、20年ごとに
内宮・外宮の正殿や、正宮・別宮の全ての社殿だけでなく、
装束・神宝の造り替えを繰り返し行うことで、
それらに関わる人材の育成や技術の伝承をしています。

日本の染織技術は後継者不足の問題で、作品を作る道具さえが消えようとしています。
着物文化を守り伝え、継承していくために着物を着る人が少しでも増えますように。
着物作りに関わる人がお仕事を続けていくことができますように。

恒例の市田ひろみさんの着物ファッションショー、
市田さんが会場から選ばれたモデルさんたちのお着物が本当に素敵!
染織技術やコーディネートの工夫、いろいろな視点から選ばれたモデルさんのお着物に目が輝き、
市田さんのモデルさんいじりが爆笑を誘い、みんな笑顔の時間です^^


着物ブロガー、きものカンタービレ♪の朝香沙都子さん。
小袖復元プロジェクト作品が完成し、初披露でした。
待ち望んでいた一人ですので、ご一緒に写真をお願いしました。
全身はご本人さまのご報告を皆さま楽しみにしていらっしゃると思いますので、
上半身だけアップさせていただきます。
素敵でしたよ〜〜〜!!!