色の勉強のおはなし

「色彩検定1級」合格しました。
1月のWEBでの合格発表で知ってはいたものの、合格証が手元に届くとうれしいものです。

1級2次試験の前には、何を見ても色相番号とトーンを分類して、配色技法を考えるのがくせになり、電車の中では他の乗客の洋服やバッグ、靴の色、お花屋さんの前ではブーケの色、町中では民家や公共施設の外壁の色、、、もう、色が気になって気になって仕方のない毎日でした(笑)。

おかげで自分の配色の好みを理解し、その理由も説明できるようになりました。
着物のコーディネートの癖や、庭に植えたくなるお花の色とか、どうしてそれを選ぶのかが分かるようになったのです。
このお花の取り合わせは、あいまいな配色になっているから違和感を感じるんだなとか、
この建物は、こんなことをアピールしたいのかな?といった感じです。

これは着物のコーディネートにも使える!とうれしく思っています。
顔タイプ着物診断、着物パーソナルカラー診断では、その方に似合う模様や素材、テイストやお顔に調和する色を診断し、理論的に説明することができます。
そして色彩を勉強したことによって、その色の及ぼす効果、配色が与えるイメージもさらに付け加えて提案、説明することができます。

勉強中、手持ちの着物の中での選択が難しくなるのではと危惧しましたが、かえって選択の幅が増えることになりました。
一時の不安は、私の中でこうでなければならないといった思い込みのコーディネートが出来上がっていたからだと思います。
ずっと袖を通していなかった昭和のお母さん風着物も、顔タイプからいってまだ着られる、こんな色を持ってくれば大丈夫と自信をもって着られるようになりました。
こんな配色も悪くないなとか、顔タイプがこうだったらこんなコーデも素敵だなとか妄想コーデ(ほとんど大人タイプを妄想)を楽しんでいます。

昨年1年、次から次へと出会いが訪れ、3月には顔タイプ着物診断、夏にパーソナルカラー診断のコースが終わる頃には着物パーソナルカラー診断の講座に出会い、、、と学びの1年でした。
6月にはパーソナルカラー検定モジュール1,2、色彩検定2級、10月にはパーソナルカラー検定モジュール3,11月からは色彩検定1級と慌ただしく過ごしましたが、勉強したことを活かして活動していきたいと思います。

出会った先生方、一緒に学ぶお仲間の皆さん、応援してくれた友人、家族にも感謝です。