”袋”状態? ひどい袋なので仕立て直し
先日の久米島紬、なぜ仕立て直すのかといいますと、、
”袋”になっているからです💦
”袋”って、、?
表地と裏地のどちらかが縮んで、表裏の釣り合いが悪くなっている状態です。
本当は仕立て直してから着ようと思っていましたが、
ついつい着てしまいました。
実際に着るとこんな感じになってしまいます。
紬にしては長く着付けてしまいましたが💦
画像、お分かりになりますか?
布が裾までスッと一直線に落ちていません。
表地がたるんで、ブヨブヨしていますよね?
表地がゆるい状態です。
実は、店頭で畳ませていただき袋なのはわかっていました。
でも、この絣模様の表現と色がとても気に入ったこと(また出会えるとは思えません)、
格安だったことから購入しました。←袋がひどく仕立て替え必須だからでしょうね。
新しい久米島を買うほどの財力はないし仕立て直そう!と決心して購入。
実際には、こんな状態です。
畳ませてもらうと、衽は表から裾ふきが見えません。
裏の八掛が縮んでしまったのですね。
裏からみると
表からは裾ふきが見えず、裏からは表地が見える。
裏の八掛が縮んでしまったのでしょうね。
裾綴じといって、裾は荒い針目で表裏が点々ととめられています。
裾綴じさえ効果なしの袋状態。
少しの袋なら、着付けの際、腰紐をした後で、
表地だけをつまんで引っ張り上げ、腰紐より上に持ってくればなんとかなります。
でもここまでとなると、着付けではどうしようもありませんでした。
独特の黒褐色、深みのある素晴らしい色♪
秋までに直して、また着たいと思います。