きもの文化検定工房見学会@丹後

「きもの文化検定」のお楽しみのひとつ、工房見学会。
今年も滑り込むことができました!

今年は京都の丹後地域、そう、日本最大の縮緬産地です!
とても行きたかったんです!
数年前、他の団体では抽選に漏れてしまい、叶わなかった丹後見学がようやく実現しました^^

日本国内の縮緬のシェア約7割を占めるという丹後。
丹後の機屋さんは700件、織機は3500台あり、
年間25万反ほどを産出しているそうです。

まずは、機数最大という江原産業さまを見学。
カシャンカシャンと響き渡る織機の中を見学させていただきました。
丹後で作られる縮緬のうち、紋織物は1割だそうで
スピーディーに織りあがっていく紋様に目が釘づけでした。

yakan

静電気が起きないよう工場内の湿度を上げるため、ストーブの上にヤカンが置いてあります。

私と同い歳の紋紙もありました。
半年かけて模様の1点1点を記したそうです。
今はコンピューターで作成。

次に松本機業さまへ。
こちらは、縮緬の特徴を作りだす撚糸を作る会社です。

hattyounensi

八丁撚糸機と呼ばれる機械で、
水をかけながら撚りをかけます。
1mあたり3000〜4000回の強撚糸を作ります。

撚りをかけてから軽く煮ると、セリシンがノリの役目をして撚りが固定されます。
(この時のセリシンが溶け出た水が化粧品に使われるそうです。工場の皆さま、手がすべすべな理由がわかりました)

この糸を緯糸にして織り込み、あとで精練すると縮緬独特のシボが出てくるのです。

丹後織物組合中央加工場さまでは、精練の様子を見学。
日本全国、今が1番寒い季節ですが、こちらの工場内は今が1番過ごしやすい季節だそう。外が暑い時には40度にもなる中での作業だそうです。

織りあがったばかりの反物(生機)を精練して、セリシンや不純物を取り除き、染料の定着をよくするための前処理を行います。

約8時間をかけて、お湯で煮たり洗ったりを繰り返します。

そして最後は、丹後ちりめん歴史館。

電化される前の八丁撚糸機や手織高機がありました。

見学の後はお買い物♪
仕立て替えを予定している小紋と久米島に合いそうな八掛を見つけて購入。
帰ってきて合わせてみたら、信じられないほどにぴったりの奇跡!

それと留袖用の長襦袢、少し黄ばんでいてどうしようかなと思っていたのを見透かしたように、質の良い長襦袢地をお安く購入できました。
急いで仕立てなくちゃ♪

丹後の皆さま、貴重なお時間をありがとうございました!!

縮緬の撚り糸の作り方はこちら→「縮緬の糸作り *八丁撚糸機*」

縮緬の織り方はこちら→「縮緬の製織」

縮緬生地の完成はこちら→「縮緬の精練」

ご覧くださいね♪