着物の文様〔雪輪〕

朝は雨でしたが午前中から雪に変わり、今はぼたん雪が降っています。
センター受験生の方々、明日もありますので気をつけてお帰り下さいね。

雪にちなんで雪輪文様について書きたいと思います。

女性に人気の雪輪、私も大好きな文様です。
学生時代、和裁の授業で初めて仕立てる袷着物に選んだ模様でした。
その後、着物をよく着るようになってからも雪輪に惹かれ、着物、羽織、帯と確実に雪輪模様が増えています。

雪輪モチーフは桃山時代から存在し、江戸時代の小袖に多用されるようになりました。能装束にも雪輪の文様が見られます。

雪の結晶を図案化したものと言われますが、花びらのような円に6か所丸いへこみが入った形です。
スキー場でさらさらと降り落ちてくる雪を見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。私も初めて見たときには「本当に六角形!」と感動しましたが、雪の結晶、松の枝のようにギザギザしていて丸くはないですよね?
雪輪はぼたん雪を表しているとも言われます。

顕微鏡はなかった時代に雪が六角形とわかっていたなんて!
温暖化の進んだ現在とは違い、寒かったのでしょうね。
雪国でなくてもキラキラした美しい結晶は見られたのかもしれません。

雪輪は単独で使われるだけでなく、雪輪の中に模様を入れる表現も多く見られます。
花や吉祥文様を入れる構成は雪輪取りといって、雪輪がフォトフレームのような枠の役割をしているのです。

たとえば、このような感じです。
雪輪の中に花、葉を入れてそのまわりに鳥が飛ぶ。こんな世界、素敵ですよね!

nagoyaobi Atsushi Ogura

雪は冬の風物詩ですが、モチーフとしては年間を通して使用できます。
夏には涼感を呼ぶということで、浴衣にも使われていますね。

そして雪は吉祥文様のひとつです。
雪解け水が田畑を潤し、その年の豊年満作を約束してくれるとのいわれからです。

雪輪と響きの同じ「ゆき和」です。
大好きな文様であること、和の伝統を伝え守りたいこと、和やかに穏やかに日々を過ごしたいこと、名前の一部を含むことから名付けました。
雪のようにはかなく消えることはないように
お役に立ち、喜んでいただける仕事を続けていきたいと思います。

[雪輪 着物] で検索しますと、ものすごい量の雪輪模様の着物が出てきます。
模様はそちらで楽しんでいただけますが、着物パーソナル診断は [ ゆき和 着物 ] で覚えていただけますと幸いです。

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